【第26回目】の今回は「道徳」について。道徳なんて言葉は綺麗ゴトのようになっていますよね。僕もそう思います。なぜなら綺麗な言葉として悪用し、自身の利益を達成しようとする人間が多いからです。
世の中にハッキリしない言葉は多い。福祉、平等、正義。道徳もその一つ。こんなハッキリとしない言葉を少しだけ掘り下げて考えてみようと思います。あなたの人生に少しでも良い影響を与えることが出来れば幸いです。
X運営の頻度が少し増えてきました。と言いつつも僕が仲良くしてくださってるみなさんは凄い。ホントに毎日取り組んでる。そんな方を見てると自分はまだまだ努力が足りないなぁと感じます。
自分に足りなさを感じると焦る。以前は僕も焦っていました。何が本当に必要なコトを十分に考えず、思いついたコトを即行動に移していました。近年「行動が全て」という風潮が流れてますよね。でも焦らないで。
人生はロングスパンで考えたほうが良いです。短期的な目標は浅く、視野が狭くなる。本当の意味で追いかけるモノが出来た時、人生が楽しくなるのではないかと思います。それでは今週も頑張っていきましょう!
道徳とは「社会や個人が持つ善悪の基準や行動の規範」のように定義されています。これは、人々がどのように行動するべきか、何が正しい行動であるか、何が間違った行動であるかを判断するための指針となる。
でも本当にそうでしょうか?人によって何が善か、何が悪かは違う。そこには文化であったり、宗教、哲学的な背景があります。他にも誠実、責任、義務。全て曖昧なものです。
このように正解とされる答えがない問題が「道徳」と呼ばれるもの。結論から言うと道徳の正解は自分次第であることを忘れないでください。それを踏まえたうえで話を進めていきたいと思います。
例えば職場で問題児とされるようなヒトがいますよね。そんな人にあなたはどんな対応をしますか?多くの人は距離を置いたり、職場に居づらいような雰囲気を出し始めますよね。
しかし僕の経験では問題児とされる人物は、別の視点からみれば何かしらの才能があります。例えば仕事はバリバリできたり、人当たりが凄い良かったり。。。
悪い(とされる)点だけを取り上げて批判する。これは道徳の欠如と言えるでしょう。これは日常生活でも同じコト。悪い点を探して相手を傷つける。偏った道徳は凶器になります。
人間は放っておくと悪いことをする。だから法律が生まれたとする性悪説があります。会社で言う規則なんかも同じコトですよね。でもやっかいなコトに人間社会には「暗黙のルール」と呼ばれる規則が存在します。
このルールは道徳の偏った姿の化身です。腕を組んで考えごとをしてる人のコトを「態度が悪い」と言ってみたり、気づかずに挨拶がなかっただけで「挨拶がなかった」と言ってみたり。
これを上司が言い始めるような会社は、道徳がないと言えるでしょう。このルールがやっかいなところは感染するコト。あなたはそういう環境に染まらない自信がありますか?
道徳の正解は自分で決めるものです。気持ちの悪い環境に染まらないため、心地よい環境を作るためにも、自分のブレない軸を見つけていきましょう。
人類学者のリチャード・シュウェーダーによると道徳には三つの分類があります。
あなたにとっての道徳に近いモノはどれですか?ぜひ一度考えてみましょう。
この三つの分類は詰まるところ視点の高さを表現しているように感じます。(個人の見解です)自主性<共同体<神性(霊性)のように視点が高くなっている。
自主性は個人、共同体は社会集団、神性(霊性)は宇宙。まずは自分の視点を確認しましょう。これがあなたの道徳の規準になるはずです。現代は圧倒的に自主性を重んじる人間が多いですね。
自主性は重要です。自分を満たす前に人を満たそうとする人は疲弊してしまいます。満たされた自分をもって視点を共同体、神性(霊性)へと高めていければ良いですね。
最後にそれぞれの高める方法についてまとめておきます。
小さなところからコツコツ自分を高めていきましょう。僕も神性については「?」なところがありますが、イメージとしてはこんなところかと思います。(笑)
彼は1928年、アルゼンチンのロサリオに生まれました。裕福な家庭に育った彼を変えたのは友人との南米旅行でした。この旅行をきっかけに彼の人生は180度変わりました。何が彼を変えたのでしょうか。
彼が南米旅行中に見た光景は衝撃的でした。裕福な家庭に育った彼には想像できない貧困や社会的不公正が世界には溢れていたのです。その数年後、とある男と運命的な出会いを果たします。
その男の名はフィデル・カストロ。ここから彼はキューバ革命に参加することになります。そしてキューバの社会主義化に成功し、彼は反体制の象徴となりました。
彼の名はチェ・ゲバラ。革命家です。人生どこで何を感じるのか。それは人それぞれ。一つひとつの経験が道徳的価値観を決める。革命が正しいのか、反体制が間違っているのか、答えはありません。
自分なりの道徳をもって少しでも善い人生を歩いていきたいものです。
「あらゆる不正に対して怒りに震えるならば、あなたはわたしの同志だ。」
チェ・ゲバラ
このアイデアを活用して、より良い選択を行い、あなたの人生がより良くなることを祈っています。
【第二十六話】色んな人がいる
そんなわけで独立するのですが、これにはルールがありました。それは現場に作業員を数人連れていくことです。(人工出しですね)当時はまだ飯場と呼ばれる場所がありました。(今もあるのか知りませんが)
そこの従業員を連れていくのです。そこで働いてる人は全員訳アリです。もちろん普通の人?もいるとは思いますが、ほとんどが何かしらの問題を抱えている人が多いです。
現場に行くとすぐにいなくなるし、モノは壊す。初めて行ったその日に出禁扱いになる人もいました。「悪い人じゃないんだけどなぁ」と思いながら何とか現場をこなす日々。これは良い経験になりました。
どこに行っても嫌な顔をされる彼らを見て思いました。世の中色んな人がいる。相手を認めてあげることで関係は築ける。僕はめちゃめちゃ彼らに好かれていました(笑)
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