【第7回目】の今回は「現代の戦い方」について。戦術の原則は昔から変わらなかった。しかし現代においての戦いは、単なる戦争ではなく、複雑な要素が絡みすぎているし、何より考えるべき範囲が広すぎるのです。
こんな状態で僕たちはどうやって現代を生き抜けば良いのか。そんな迷いを少しでもなくしたいヒトには参考になるはずです。
ツイッターを真面目にやり出して感じたコト。それは多くのヒトが自分の利益を求めすぎていること。どんな仕事でも同じだけど、価値がある商品(ヒトも含め)は売り手側がプッシュしすぎない事が大事。
あまりに自分の押しが強すぎて、本来の価値が見えない状態になっています。これは現実世界でも同じ。商品を売ろうと躍起になっている営業マンから、商品を買いたくないと思うのは当然のコトです。
もし断り切れずに買ったとしても、その会社の商品は2度と買わない。そういう会社は利益が上がっても、社会から認められるコトはありません。強引に利益を上げる必要がある企業の商品は、設計段階から間違えています。
自戒の念を込めて。
ツイッターは交流する仲間が増えてきたから順調と言えます。みなさんこれからも仲良くしてやってください!
【雰囲気】
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つだてん @ritz_tyousa
人を観察してると思う。
怪しい人は怪しい。
雰囲気でわかる。
言語化は難しい。
何が怪しいのか。
わからない。
でもわかる。
なぜだろう。
わからない。
でも一つだけ確信している。
【結論】
「怪しいやつは怪しい」— つだてん (@ritz_tyousa) February 28, 2024
僕たちが戦争について自分たちを責めている間に、世界の戦い方はかなり変わりました。昔は戦争と言えば、相手の国を物理的な戦力で蹂躙するコトだったのに、現代は複雑化しすぎています。
【超限戦】(ちょうげんせん)これは中国の現役将校が書いた本で、1999年に中国人民解放軍大佐の喬良と王湘穂による戦略研究戦略研究として出版されています。超限戦は、「あらゆる境界線を越えた戦争」を意味しています。
つまり20年以上前から戦い方は変わってたってコト。今までの戦争のルールに縛られず、あらゆる手段を駆使して、国家や社会に対して幅広い影響を与えようとします。
・ビジネス
・映画
・アイドル
・ワールドカップ
・SNS
これは言い換えれば全てが攻撃です。何が真実かもわからない情報空間で、この攻撃範囲から自分を守る手段はあるのでしょうか。
好きなモノを好きな時に見る。それは自由なコトだけど背景にある情報にも目を向けましょう。どんな情報を見るにしても背景を知るコトが大事。目先の情報だけを見たら足元をすくわれます。
例えばYOUTUBEを見るときは時間が奪われているし、インフルエンサーから買うときは無駄に高い。お金の動きを見るコトは情報の背景を知るのに、最も効果的な手段の一つ。
このニュースレターを見てくれているあなたは、騙されてないでください。ナポレオンは言いました。「人間を動かす二つの梃子は、恐怖と利益である」と。逆に言えば、恐怖と利益から解放されるコトが一番の対策なのかもしれませんね。
このニュースレターは選択のためのアイデアを提供することがコンセプト。広義な意味で言えば安心を提供するコトが目的です。決して利益を追求しているわけではないコトを明確にしておきます。
ありとあらゆる攻撃から身を守る手段として、僕は「プロスペクト理論」を推奨します。これは損失回避性とも呼ばれ、人は損失に対して過剰に評価する傾向があって、現実の損得と心理的な損得とが一致しないということを指します。
プロスペクトとは「期待」や「予想」を意味します。この理論は、行動経済学者のダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーが1979年に提唱しました。わかっているつもりのヒトにとっては劇薬になるでしょう。
「自分は合理的な選択が出来ている」と思っているヒトは多いですが、プロスペクト理論では、人間が起こす行動パターンが予想と現実の間に大きなズレを生んでいたことがわかりました。
人間は限りなく不合理です。僕たちが予想する期待通りに世界が動くわけではない。だからこそプロスペクト理論は、誰もが頭に入れておく必要があります。
プロスペクト理論を理解するのにわかりやすいのがギャンブル。僕もどれだけパチンコで負けてきたのだろう。
・パチンコ
・競馬
・カジノ
「日本の闇」であるギャンブル。そのほとんどの金が外国に流れてるなんて皆知っています。いつまでも潰れないのは管轄庁が運営してるみたいなものだから。これだけ中毒者が出ているのに対応しない日本が恐ろしいですね。
ギャンブル中毒になる最も大きな原因がプロスペクト理論。ヒトは損を避けることを優先する。勝てば実力。負ければ運。損をしたくないから更にお金を投入する。
自分が有利なときは安定志向で、自分が不利なときはリスク志向になります。宝くじも同じ。「もしかしたら当たるかもしれない」という「買わない損」をしたくない。現実が見れていない。人間は不合理です。
プロスペクト理論はビジネスの世界でも多用されてきました。
・○○名様限定
・返金キャンペーン
・今だけ○○%オフ
これは全て罠です。(消費期限とかは別で)こんなコトをしていて事業を継続する事ができると思いますか?この手法を裏返すとこうなります。
・○○名様限定 → 売れ残らない仕入れ
・返金キャンペーン → 日本人の国民性を利用
・今だけ○○%オフ → 価格設定が元から高い
これはビジネス界での攻撃。目の前の情報だけを見てはいけません。
あらゆる攻撃から自分を守るためには、どうすれば良いのでしょう。現代で戦い方を固定するコトは難しい。だからこそ皆さんには「流動的戦略」を身に着けてほしいのです。
流動的な戦略とは「動きながら戦うコト」です。情報量が多く、スピードも早い。こんな時代では動きながら情報を集め、対応していくしかない。情報の海を渡る「流動的戦略」に必要なモノは以下の通りです。
①最低限度の負傷を覚悟する
②真逆の思考を挟む
③関連情報を組み合わせる
④全ての力を利用する
①最低限度の負傷を覚悟する
この時代の選択は、リスクなしの実行はありません。全ては自己責任。誰も庇ってくれない冷たい時代です。リスクなしでも、自分が受け入れられる最低限のリスクを決断しましょう。
②真逆の思考を挟む
リスクが決まれば、必ず自分の考えと真逆の考えを挟みましょう。これが出来ないヒトは、最低限のリスクを最大限にすることになります。人間は不合理です。
③関連情報を組み合わせる
選択に関する情報を組み合わせて、出来る限りの選択肢を持つ。予期せぬ事態に見舞われたとき、あなたの支えになってくれます。
④全ての力を利用する
自分が持つ全ての力を使いましょう。家族、仲間、情報、お金。もしかすると使っていない不用品も戦力になるかもしれません(売ってお金にできるかも)
彼女は1つの国をギャンブルで滅ぼしました。何度でも言います。人間は不合理な生き物です。
1755年、彼女は神聖ローマ皇帝フランツ1世の11女としてウィーンで誕生しました。そして14歳で政略結婚し、ルイ16世が即位すると共に王妃となった。順風満帆な人生。しかし、そんな彼女はギャンブル中毒者と噂されていたのです。
彼女は競馬から始まり、王国の資金をあらゆるモノゴトに浪費した「悪人」として後世に語り継がれてしまいました。しかし事実は違う。彼女が浪費家なのは事実だが、それは彼女に取り入るため、貴族たちが渡した資金の範囲でのコトです。
彼女の名はマリー=アントワネット。当時のフランス王国ではギャンブルが流行していました。そしてフランス革命で処刑されたのがマリー=アントワネットです。これが何を意味するのでしょう。
「ギャンブルは国を滅ぼす」人の資金管理能力を狂わせ、自分たちの懐に入れる。一般人から巻き上げたお金をギャンブルに使う。彼らは怒りフランス革命が起きた。これは現代で悪用されています。
ギャンブルは国を滅ぼすほどの力を持っています。だからこそ国がギャンブルを徹底して管理する必要があるのです。人間はギャンブルの魔力には勝てないのだから。
人々は常に私を誤解している。
マリー・アントワネット
このアイデアを活用して、より良い選択を行い、あなたの人生がより良くなることを祈っています。
【第七話】駄々をこねる子供
僕の中学校から、その高校に通っていたのは一人だけでした。中学の友人が誰もいない。そんな環境からスタートしました。人見知りな僕にはハードルが高かった。
親が高校に行くなら野球を続けてほしいと言うので、野球部に入りました。毎日始発の通学に野球の練習。友達もいない。そんな毎日が嫌だった僕は、一年生の夏には「学校に行かない」と駄々をこねていました。
それでも親は「学校に行ってくれ」と励ましてくれたので、何とか続けて通うようになります。ほんとうに子供だったと思います。(今でも子供ですが)僕は必死に高校を卒業する両親を見て思いました。
何かで「恩返し」をしないとダメだ。
このニュースレターでは常時みなさんからのご意見とご質問を募集してます。
今回は以上です。いかがでしたでしょうか?
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それでは次回の投稿でお会いできるのを楽しみにしております。