【第13回目】の今回は「選択のアーキテクチャ」について。僕たちは人類史上最も情報が多い時代を生きています。そんな時代に選択のアーキテクチャという概念が生まれたのは必然とも言えます。
日常生活で、僕たちは数多くの選択を迫られます。しかし、その選択が自分の行動や人生にどのような影響を与えているか知ろうとはしない。今回は自身の手に選択を取り戻すために書いていきたいと思います。
「ツイッター春のバン祭り」が始まりました。多くの人がフォロワー減に嘆いています。しかし、逆に考えれば健全なSNSに進化していると言えます。これは真面目な運営者にとっては良いコトです。
フォロワーが多い=良いコトではない。それはヒトによって違うけれど、僕は本当の意味で交流できるヒトを求めてます。だからこそ今回のバン祭りは非常にありがたい。
最近は交流してくれるヒト、僕が求めている交流がどんなモノかも理解できたので、運営方針が固まってきて何よりです。これからも交流してくださる方々よろしくお願いします。
昔はわかりやすかった。家電製品、飲食店、仕事、何でも明確でした。でも現代は違います。多すぎるモノ、情報によって選択の中で最善のものを見つけることに苦労しています。
情報過多や意思決定の困難さにより、時には誤った選択をしてしまうこともあります。これは日々多くの情報に触れるヒトにとっては危険なコト。これをコントロールできているヒトは少ないのです。
タダでさえ情報過多の時代に、ネットやSNSが普及したことによって、情報量は爆発しました。混乱した時代は社会が乱れる。詐欺などの理不尽な悪は、ネットに繋がる全てのヒトの背後に潜んでいます。
日本の労働者の約30%が、仕事に関する選択に満足していないという調査結果があります。(出典:労働省の調査)これは、適切な選択をすることの難しさや、その影響の大きさを示しています。
これも情報の多さが関係しています。日本人は特に仕事を選ぶための教育を受けていません。何となく学校に行き、何となく会社を選ぶ。閉鎖的な学校生活から、最適な仕事を選択できるのでしょうか。逆もまた然り。
あらゆる仕事の選択肢を提示された場合、私たちは「情報オーバーロード」状態になり、選択のオーバーロード現象が起こり、最善な選択が出来なくなるのです。
マーケティングは、売れる仕組みを作ること。この概念自体が最善の選択をさせないようにしているとも言えます。これは事実です。マーケティングは戦略・戦術を用いて、消費者を意のままに行動させるコトが目的だからです。
これはSNSやECショップのアルゴリズムも同じです。このアルゴリズムには、
・過去の購入履歴からおすすめの商品を提示
・視聴傾向からおすすめの動画が表示
他にもフィルタリング機能があります。フィルタリング機能は、価格順・新しい順・おすすめ順・人気順などで商品を並べ替えるコトで私たちの選択を「設計」しようとする。これを「選択アーキテクチャー」と呼ぶのです。
「選択アーキテクチャー」は、消費者が適切に選択できるように、選択肢や選択プロセスを「設計」して提示する概念です。これは時代によって生まれるべくして生まれたと言えます。
ここで伝えたいコトは、「選択アーキテクチャー」は僕たちから選択を奪う存在ではないというコト。上手に活用して、自分の選択が奪われないコトが重要なコト。
「選択アーキテクチャー」は僕たちが情報によって混乱するコトをサポートしてくれています。どうでもいいことを選択する労力を省けば、重要な判断で情報オーバーロードに陥る可能性を減らすことができるようになります。
選択のアーキテクチャは、僕たちの選択負荷を軽減してくれています。しかし、自分の選択を全て任せてはいけない。自分の選択は自分で決めるのです。
そのために必要なコトは、
・AIの選択アーキテクチャを理解するコト
・自分の選択を設計するコト
2つの視点を持つコトで、自分の選択をより効率的に行うコトが出来るようになるのです。
自分の選択を設計し、AIの選択のアーキテクチャを理解することで、より効果的で、より満足度の高い人生を送ることができます。ちょっとした意識の変革が、個人や社会全体の生活の質を向上させる一助となるでしょう。
彼は、アメリカ合衆国のニュージャージー州で生まれ、優れた学生として知られていました。大学では優秀な成績を収め、法学位を取得したが、彼のキャリアは単なる法律家にとどまらなかった。
若き日の彼は、経営の世界に興味を持ち、ビジネスの多様な側面を理解するために、法律事務所からアントレプレナーまでさまざまな経験を積み上げていきました。
その後、コンサルティング業界に飛び込み、プロフェッショナルサービス会社であるエルンスト・アンド・ヤング(EY)に加わることになります。
彼の名はマーク・ワインバーガー。EYで彼は急速に昇進し、そのリーダーシップとビジョンが組織内外で注目を集めました。彼はCEOとしての地位に就くと、組織を革新し、グローバルな展開を推進しました。
その展開を支えたのが「選択アーキテクチャ」です。彼は選択アーキテクチャの原則を活用し、情報を整理し、意思決定のプロセスを改善し、組織の方向性を明確にしました。
その結果、EYは世界的なプロフェッショナルサービス企業として成長を遂げ、顧客のニーズに応えるための革新的なソリューションを提供し続けたのです。
選択はリーダーシップの中心にあり、正しい選択が組織の成功につながる。
マーク・ワインバーガー
このアイデアを活用して、より良い選択を行い、あなたの人生がより良くなることを祈っています。
【第十三話】衝撃の一言
どんな仕事にもハードな時期があると思います。それは僕が働いていた工場の場合、2か月ぐらいの大工事です。この時期は、二交代で12時間勤務を繰り返します。
下請け会社が大量に入り、通常の業務外の仕事ばかりで疲弊します。工事完了後も正常な稼働ができるまでハードな仕事が続きます。全員が疲弊しながらも協力して頑張るのです。
そんな期間も終了間際、上司から驚きの一言。
「お前らは何もしてない」
衝撃の一言でした。こんな発言が許されるのでしょうか?これが当たり前な世界があって良いのでしょうか?疲れていたらヒトに当たる。こんな上司がいたら、辞めるヒトが続出するのは当然でしょう。
そんな不満を抱えた人間が辞めていくのは、自然な流れです。
このニュースレターでは常時みなさんからのご意見とご質問を募集してます。
今回は以上です。いかがでしたでしょうか?
無料なので、ぜひ購読してください。
あなたの日常生活の質を向上させる【より良い選択のためのアイデア】がメールで届きます。
それでは次回の投稿でお会いできるのを楽しみにしております。